寿命が近い給湯器の特徴は?交換は早めに相談!
「最近、お湯の調子があまり良くない」「風呂の温度がいつもよりもぬるい気がする」「購入してからしばらく経つ」という方は給湯器の交換を検討したほうが良いでしょう。
冷蔵庫やエアコン、洗濯機といった家電と同様に給湯器にも寿命があります。
この寿命が近くなると性能が落ちてしまうだけではなく故障の可能性も跳ね上がります。
お湯を使いたいタイミングで故障して使用できないという状態になる前に給湯器は交換を行うことをおすすめ致します。
今回は給湯器の寿命と交換するタイミングに関してご説明してまいります。
給湯器にも寿命があるの?
給湯器の寿命年数とは
給湯器の寿命年数とは修理不能の状態かつ、使用ができなくなった状態が寿命となっております
給湯器の寿命を迎えた年数を寿命年数と呼びます。寿命年数以外にも「耐用年数」という呼び方をすることもあります。
寿命年数を迎えた給湯器は故障する可能性が上がったり、燃費が悪くなってしまいます。
ご自宅に設置されている給湯器の年数が寿命年数を超えているようであれば交換を検討してみてください。
給湯器をいつ交換したのか覚えてない…
給湯器はトイレットペーパーのような日用雑貨と違い、一度交換すると次の交換まで長期のスパンがかかるものとなります
以前の交換した時期を忘れてしまったり、購入した物件に既に給湯器が設置されていると、いつ頃交換するのがベストか分からないということもあります。
けれど、実際に給湯器の本体を確認することで、現在設置されている給湯器の製造年を確認することが可能です。
まずは給湯器本体の目の前に立ちます。
正面に銘板シールというものがついています。
シールの位置はメーカーや給湯器の種類によって異なりますが、 この銘板シールのメーカー名の上の部分などに給湯器が製造された年、月が明記されています。
あくまでも工事を行った年月ではなく、製造された年月となるので工事は最近行ったと思っていても古い給湯器が設置されている場合は想定していた期間よりも早く給湯器の不調が出てくることがありますので十分に注意してください。
給湯器の交換目安はどのくらい?
先ほどの話にもでた寿命年数。
一定年数が経てば交換を検討してくださいとお伝えしましたが、実際どれくらいの期間が経てば交換の基準になるのか説明いたします。
①給湯器の寿命は大体10年
一般的に給湯器の寿命は10年~15年と言われています。
ただし早い場合では7年から8年で寿命になってしまうケースもあるので、10年たっていなくても不調の出始めた給湯器をそのまま使い続けるのは避けましょう。
②なぜ給湯器の寿命は10年??
給湯器の寿命が10年といわれる1番の理由は、もちろん故障が出始めるタイミングが10年というものもあります。
併せて10年というものは各メーカーが部品の製造を終了するタイミングとなります。
日々進化、改良されていく給湯器に使用される部品を製造するために、古いモデルの部品は製造が終了していきます。
原則的に給湯器の“修理”を行うことができるのはメーカーのみとなっており、メーカーに部品がなくなってしまうと給湯器の修理は不可能になってしまいます。
給湯器の不調が出始めるタイミングで部品の製造も終了するため給湯器の寿命は10年といわれているのです。
給湯器の寿命が近くなった際には不具合が…
給湯器は使い方によって、10年よりも長く使うことができる場合もあります。
一方で製造されてから10年経過していないにも関わらず給湯器に不調が出てしまう場合があります。
そういった場合に無理に給湯器を使い続けることは大変危険です。
不完全燃焼による一酸化炭素中毒や漏電による感電、その他老朽化が原因とみられる火災に繋がる可能性があります。
以下の症状が出始めた場合は交換を検討しましょう。
症状①【水漏れする】
給湯器から水漏れしている場合に考えられる原因は「経年劣化」と「配管内の凍結」があげられます。
配管内の凍結は冷え込みの激しい冬場の朝に凍結した配管内の水が膨張し配管が破裂することがあります。
どちらの状態も水が流れ続けてしまう状態なので可能ならば給湯器に繋がる水の元栓を止めてすぐに業者を呼ぶことをおすすめします。
症状②【温度がうまく調整できない】
設定している温度にお湯が暖かくならないケースがあります。
お風呂のみ、洗面台のみなどの一部の箇所でこのような状態が起きている場合は給湯器ではなく、不調が出ている箇所の不具合が想定されます。
しかし全ての箇所で温度が設定温度にならない場合は給湯器本体の不調となります。
症状③【使用すると異音がする】
お湯を使用しているときに給湯器本体から「ボンッ」という大きな音がする場合は、燃焼管が詰まっていたり、点火装置に異常が起きている可能性が非常に高いです。
症状④【ガスなどのいやな臭いがする】
ガスの匂いや焦げた匂いが給湯器から発生する場合は経年劣化の可能性が高いです。
機器や配管からガス漏れしている可能性もありますのですぐに業者に連絡を取ることをおすすめ致します。
もし室内タイプの給湯器を使用している家庭で同様のケースが起きた場合は換気扇などは使用せずに窓を開けるなど自然の力で換気を行うようにしましょう。
症状⑤【黒い煙が出る】
給湯器本体から黒い煙が出ていた場合は不完全燃焼を起こしている可能性が高いです。
この状態で使用を続けると先ほどもあげた一酸化炭素中毒になる可能性が出てきますので直ちに業者を呼び、交換を行うことをおすすめ致します。
症状が⑤になるほど実際の危険度はあがります。
特にガスのにおいを感じたり黒い煙が出た場合は給湯器の使用をやめて迅速に対応を行うことをおすすめ致します。
また給湯器の初期症状として設定温度に達しないということは非常に多いので変だなと思った段階で業者に相談することをおすすめします。
【株式会社トーセキなら…】
株式会社トーセキは見積作成まで無料で行っております。
必要に応じてガスの資格を持ったプロの営業マンが現場で確認をさせていただきます。
もし、取り付けられている給湯器が修理で済む場合に無理な交換を勧めることは致しません。
修理か交換か迷った際はお気軽にお問合せください。
給湯器の故障はなぜ起きるの?
給湯器が故障する理由は大きく分けて3つの理由があげられます。
これらの条件によっては10年まで給湯器が持たない場合もある為ご参考ください。
①経年劣化
最初は単純に経年劣化が故障する原因となります。
主な給湯器の不調はこの経年劣化によるものです。
給湯器の使用年数が長くなればなるほど、内部の部品は摩耗していきます。
給湯器の不調はこの部品の消耗が一定数を越したときにおこる為、使用年数が長くなる分だけ故障は起きやすくなります。
②天気の影響
続いて天候の影響による故障です。
給湯器は基本的には屋外に設置されることの多い住宅設備となります。
その分外部から給湯器の本体に水が浸入して内部の部品が故障してしまうことが起きやすくなります。
また症状の例にも挙げたように冬場になると配管内の水が凍結してしまい、膨張をおこし配管が破裂してしまうことがあります。
この症状は寒冷地として連想される雪国以外でも良く見られる現象です。
③大きな負担
これが最も寿命の長さを左右する要因となります。
給湯器の使用頻度や使用量が多い場合はその分部品の消耗が激しくなります。
経年劣化でも話をしましたが、部品の消耗が一定数を超えると給湯器は不調をおこします。
生活スタイルと給湯器号数(給湯器の持っているパワー)がマッチしていないとその分消耗が激しくなります。
給湯器の寿命、長持ちさせる方法は?
先ほど、10年経っていなくても給湯器は壊れてしまう可能性があるとお伝えしましたが、逆に使用方法によっては10年以上経過してしても給湯器が壊れないことがあります。
給湯器の交換は安い買い物ではないので、極力給湯器を長持ちさせる方法について共有します。
ライフスタイルにマッチする号数を使用する
こちらは設置する時に気をつけることになりますが、各家庭の家族構成や頻度に見合った給湯器を選定することが大切です。
もし給湯器のパワーよりも実際の使用量や、頻度が多い場合その分の負荷が給湯器にかかってしまい10年よりもずっと早い段階で修理が必要になります。
給湯器の持つパワーは「号数」といった形で表現され、数字が大きくなるほどにパワーは強くなります。
一般的な家族構成に適した給湯器の号数は以下の通りとなっています。
1人暮らし
アパートなどの1人暮らしの場合は「16号」の給湯器がおススメです。
2箇所同時にお湯を使用すると湯量が下がってしまいますが、1人で使用する分には問題なく使用することができます。
2人~3人暮らし
ファミリー向けマンションで同時に使用しても2箇所ぐらいといった家庭におススメの給湯器の号数は「20号」となっています。
2箇所でお湯を使用することが可能となりますが、冬場で複数個所のお湯を使用する場合や3箇所以上の場所でお湯を使用する場合は湯量が安定しなくなることがあります。
3人以上のファミリー暮らし
3箇所以上の場所でお湯を使用する場合や、戸建ての住宅におススメの給湯器の号数は「24号」となっています。
冬場に複数個所でお湯を使用しても安定した湯量を供給することが可能です。
もし複数箇所でお湯を使う機会は多いのに、設置されている給湯器は16号という場合は10年も持たず交換が必要になる確率が高くなります。
また日頃お湯を使用する際に不便に思うことが多くなることが想定されるので早めに交換することをおススメ致します。
給湯器の周辺には物を置かない
給湯器の排気口や給気口の前に物を置いてしまうと、吸排気の働きを妨害してしまうことになります。
人間でも同じですが呼吸を妨げられると苦しくなります。
その状態で使い続けると給湯器の寿命を縮める原因になります。
また排気口の側に可燃物を置いておくことは大変危険な行為となります。
給湯器の排気温度は約200度と高温になるので、もし可燃物をおいておくとそこから発火し火事に繋がる可能性もあります
長く使い続けるためにも給湯器の周辺には物を置かないようにしましょう。
入浴剤にも注意する
入浴時のご褒美に入浴剤を使用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
使用している入浴剤には金属を腐食して、劣化させやすい成分が入っています。
硫黄や塩分などが含まれた入浴剤はこういった劣化に繋がりやすくなるので、もし入浴剤を購入される場合は成分を一度確認してから購入することをおすすめ致します。
まとめ
普段はあまり意識していない給湯器ですが、いざ故障してしまうと数日間お湯が使えなくなります。
お風呂やシャワーを浴びることができなくなり、冬場には食器洗いにお湯を使っているという方にとっては冷たい水で食器洗いを行わなければいけなくなります。
そうなる前に普段と給湯器の使い心地が変わったと思った段階で交換を検討することをおすすめ致します。
株式会社トーセキでは、お見積まで無料で行っています。
修理か交換か迷っている方もご相談ください。
交換業者だからといって交換の必要のないお客様に交換を勧めることは致しません。
修理の方が適していると判断したお客様には修理をご提案致します。
不安だから現場を確認して欲しいという方もご相談ください。
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すぐに何とかしてほしいという方もご相談ください。
仮設給湯器を用意しているので、すぐにお湯だけでも出せる状態にしてほしいという方はぜひご相談ください。
最短即日お湯が出る状態にすることが可能です。
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